アゴは頭のバランス、両腕は身体のバランスを担う「ヤジロベエ平衡器」です。
直立歯科医学研究所では、連動する二重ヤジロベエの仕組み解明によりバランス診断法を開発しました。
ヤジロベエの仕組みをご存知ですか?ヤジロベエは、支点・力点・作用点の原理でバランスをとっています。それぞれの点とのバランスが崩れると倒れてしまいます。人の体も、実はヤジロベエの仕組みととても良く似ていて、頭や両腕を中心に前後左右のバランスをとりながら生きているのです。
小さいお子さんでも、手を前や横に広げながら、小さな体で頭を支え、上手に立っています。それは、『頭のバランス』『身体のバランス』が体にとって最も自然な状態だからできるのです。
しかし、年月を重ねるにつれ、様々な要因が重なり、バランスはだんだん崩れていきます。そのバランスの崩れが病気ととても深い関係があります。
人の体の仕組みとヤジロベエの仕組みは、とても良く似ていますが、人間とヤジロベエとの大きな違いは、人間はバランスが崩れそうになると、倒れるのを防ぐため、どこかをひねりながら自らのバランスをとろうとします。それが、痛みや発病と大きく関係しているとしたら、どうでしょう。
人間はバランスが崩れそうになると、倒れないようにどこかをひねりながらバランスをとろうとします。一見、健康な人と変わりなく立っているように見えても、体にとって自然で正しいバランスではありません。月日が経つにつれ、バランスをとろうと、無理にひねったところは痛みや病気という形で表面化されます。そして、そのひねったところをかばおうと、今度は違うところをひねる。そしてまた痛くなる。不健康になってしまった人は、その繰り返しでなんとかバランスを保っています。しかし、そんな繰り返しで保ったバランスは「ゆがんだバランス」に過ぎません。体にとって自然なバランスではないので長続きしません。
多くの病気はそういったバランス不良が引き起こしています。人間は、ヤジロベエのようにバランスが崩れると簡単に倒れてしまうわけにはいきませんよね。だから頑張って踏ん張って一生懸命立っているのですが、その踏ん張りが病気への一歩だとしたら?バランスの崩れが、身体に悪影響を及ぼす原因かもしれません。